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運動で増やせる新生ニューロン③

前回運動で増やせる新生ニューロン②では、ハーバード大学医学部のジョン・J・レイティ博士による、

脳細胞は運動すれば増大し、学習や認知能力を高める!というトピックスをご紹介しました。

今回は、実際にどのような運動が効果的なのか、またご自身の年齢から算出するレイティ博士推奨の方法をご紹介します。

<脳細胞新生を促す運動方法>

週に6日間

有酸素運動を45分〜60分行います。

有酸素運動の種類はウォーキング、ジョギング、ランニング、水泳、サイクリング、エアロビクスなど

そのうち、4日間は中強度で長めに行い、2日間は強度で短めに行います。

<年令別運動強度の算出方法>

1.心拍数を基準に運動強度を測る

最大心拍数を求めましょう。

最大心拍数=220-ご自身の年齢

例)65歳の方の場合

220-65=155

155が最大心拍数となります。

2.運動強度

運動強度は、最大心拍数の割合から求めます。

  • 低強度の運動とは、最大心拍数の55%〜65%(ウォーキングに相当)
  • 中強度の運動とは、最大心拍数の65%〜75%(ジョギングに相当)
  • 高強度の運動とは、最大心拍数の75%〜90%(ランニングに相当)

例)65歳の方は最大心拍数が155ですから運動中の心拍数が

約85~100の時の運動が低強度にあたります。

約100~116の時の運動が中強度にあたります。

約116~140の時の運動が高強度にあたります。

心拍計があるとより分かりやすく効果的に運動が出来るかもしれません。

ご自身ににとっての高強度の運動、または中強度の運動がランニングなのかウォーキングなのか

ご自身の健康状態や体調に合わせて、実施することをお勧めいたします。

レイティ博士は「運動はあくまで、脳が学習するための準備を整える役割です。成績を上げるためにはその後の学習とセットで考える必要があります。運動を終えるとまもなく脳の血流が増しますが、このときこそが思考力や集中力が飛躍的に高まるチャンス。勉強を始める前、出来れば朝やることをお勧めします。」

いかがでしたか?

具体的にどのように運動を取り入れればよいかお分かりいただけたでしょうか?

ちょっぴりハードですが、まずは取り組んでみることが重要なのではないでしょうか?

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